―― 暮らし・契約・相手を見誤らないための記録 ――

不動産の話をすると、
多くの人はこう言う。

  • 駅から何分か
  • いくらで買えるか
  • 利回りは何%か
  • 有名な会社かどうか

だが、
実際に後悔する理由は、
そのどれでもないことが多い。

後から効いてくるのは、
もっと地味で、
もっと見えにくいところだ。

  • なぜその判断をしたのか
  • どこで冷静さを失ったのか
  • 誰を信じてしまったのか

このページは、
不動産を「物件」ではなく「判断の連続」として見るための記録である。


安さは、最初に人を動かす

86万円の別荘。
森の中の一軒家。
温泉を引けば、週末の秘密基地。

数字だけ見れば、夢は膨らむ。

だが、現地に立つと別のものが見えてくる。

  • 標高1000m
  • くねくねした山道
  • 車がなければ来られない立地
  • 修繕・管理・将来の売却

安い物件が悪いのではない。
安さだけで判断しそうになった瞬間が危険なのだ。

▶︎86万円の別荘を見に行って、買わなかった話


有名は、安心とは限らない

「大手のビルに入っている」
「名前を聞いたことがある」
「勢いのある会社だ」

そうした理由で、
人は相手を信用する。

だが、不動産のトラブルは
物件ではなく、契約相手から始まることが多い

民泊業者との一棟貸し。
口約束の解約条項。
普通借家契約。
そして訴訟。

書いてあっても、
通らないことがある。
通ると思っていたことが、
後から無効になることもある。

▶︎民泊業者と契約してはいけない理由


「選ばれる側」に立たされた瞬間

モデルルーム。
調子のいい営業。
だが、予算を書いた途端に変わる態度。

「買わない客に時間を使うな」

この言葉が象徴するのは、
効率化ではない。

判断を急がせ、考える時間を奪う構造だ。

  • 今決めないと無くなる
  • 他に客がいる
  • あなたは選ばれる側だ

この空気の中で、
冷静な判断は難しい。

▶︎買わない客に時間を使うな、の先にあるもの

お金やポイントが集まる仕組みをイメージしたイラスト
見えるところにコインは落ちている。
ただし、拾えるとは限らない。

不動産は「点」ではなく「線」でできている

家は点だ。
だが、暮らしは線でできている。

通勤、通学、買い物、通院。
そして週末の移動。

道路が一本しかない場所。
代替ルートのない街。
雪や事故で止まる交通。

観光地としては魅力的でも、
居住や保有ではリスクになる。

▶︎伊豆半島の交通構造


温泉と不動産は、同じ話をしている

このサイトでは温泉の記事も多く扱っている。

だが、
「調整に使える温泉」という考え方は、
そのまま不動産にも当てはまる。

  • 設備が良すぎると人が集まりすぎる
  • 広告が強いと期待値が上がりすぎる
  • 静かな場所ほど売りにくい

温泉も、不動産も、
良すぎるものは疲れる


このコラムが扱うもの、扱わないもの

扱うもの

  • 判断を誤りかけた瞬間
  • 現地で感じた違和感
  • 契約と構造の話
  • 買わなかった理由

扱わないもの

  • おすすめ物件
  • 投資指南
  • 価格予測
  • 成功法則

ここは、
判断の跡を残す場所だ。


判断は、事前にできる

住んでから気づくことの多くは、
本当は事前に分かる。

ただ、
広告と勢いと空気の中で、
見えなくなるだけだ。

このコーナーストーンは、
各記事への入口であり、
戻ってくる場所でもある。


関連する判断の記録


cocoabear.jp について

ここは、不動産サイトではない。
温泉ブログでもない。

判断を急がないための場所だ。


投稿者 k.hayama

温泉巡りと不動産の仕事を通じて感じたことを記録するブログ。伊豆・関東近郊の温泉、調整に使える場所、判断の話を静かに書いています。

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