この記事では箱根ホテルの温泉を
日帰り温泉としての使いやすさの視点で紹介します。
泉質、混雑、施設、アクセスなど
実際の体験をもとにまとめています
――近さと景色、そして温泉は分けて考える
連休初日の、軽い決断
2025年末、正月休みは九連休。
その初日の土曜日の朝、特に目的もなく Booking.com を眺めていた。
目に留まったのが、
ローマ字表記の 「Hakone Hotel」。
芦ノ湖畔、広めのスーペリアルーム、朝食付き。
夫婦二人で五万円。
年末だと考えれば、悪くない。
日頃の感謝という名目で、
ほとんど反射的に予約を入れた。
夕食は、フランス料理か鉄板焼き。
電話してみると、鉄板焼きは早い時間しか空いておらず、
フランス料理を19時で予約した。
晦日にはローソンのおせちが届く。
一泊二日、軽い箱根滞在だ。
立地と建物の安心感
ホテルは、箱根駅伝のゴールに近い場所にある。
都心からもほど近く、
重厚感のある建物がすぐにそれと分かる。

実はここ、
富士屋ホテルズ&リゾーツの経営。
従業員の応対もよく、
どこか安心して身を預けられる空気がある。
部屋は広めのツイン。
室内からは、芦ノ湖越しに富士山が正面に見える。
何かをする必要はない。
ただ、部屋で景色を眺めているだけで、
日常のノイズが一段落ちていく。
湖畔の夜と、ホテルの流儀
中庭には、芦ノ湖を望むベンチがある。
陽が落ちた水面には、
ハジロカイツブリだろうか、
時折鳴き声を上げながら群れている。

館内には暖炉のあるBARがあり、
ウェルカムドリンクのサービスがある。
ラウンジではコーヒーや紅茶が自由に飲める。
海外のホテルでよく見るスタイルだ。
ただし、アルコールは別。
フロントで500円のコインを購入する仕組みで、
外国人客は少し戸惑っていた。



合理的だが、
説明はもう少しあってもいいかもしれない。
温泉は、正直に書く
さて、肝心の温泉について。
館内には
「芦ノ湖の湯」 と 「大観の湯」、
二つの浴場があり、男女入れ替え制となっている。
夜は「大観の湯」だった。
露天風呂では、
箱根の星空を眺めながら入浴でき、
ここだけは、はっきりと温泉の匂いがした。
内湯は、正直に言えば
沸かし湯だと思われる。
三人入ると一杯になる広さで、
「大浴場」と呼ぶには、やや控えめだ。

朝湯で見えたもの
源泉は
元箱根温泉(単純硫黄泉)。
微黄色、硫化水素臭とされている。
翌朝6時、楽しみにしていた朝湯で
「芦ノ湖の湯」へ向かった。
脱衣所には温泉表示があり、
確か pH4 前後だったと記憶している。
だが、この時間帯は
湯が張られたばかりだったのか、
無臭でヌメリもなく、
体感としては「お湯」に近かった。
公式サイトにも記載がある通り、
こちらは 加水・加温ありの循環ろ過式。
新しい湯の時間帯は、
温泉成分が薄まるのだろう。
足し湯の瞬間には、
かすかな硫黄臭と微黄色が見て取れたが、
今入っている湯そのものは、
ほぼ素湯という印象だった。

このホテルの価値はどこにあるか
Hakone Hotel は、
温泉を主役にする宿ではない。
- 芦ノ湖という立地
- 富士山の眺め
- 安心感のある運営
- 徒歩圏に観光資源が揃っていること
これらを重視する人に向いている。
温泉に強い期待をすると、
やや肩透かしを食うかもしれない。
だが、
「景色と場所に身を置く」
という目的なら、十分に応えてくれる。
分けて考えると、見えてくる
宿は、万能である必要はない。
Hakone Hotel は、
景色と立地のホテルであり、
温泉は付加価値として捉えるのが正しい。
そう割り切れば、
この宿の輪郭は、
とてもはっきりしてくる。
■ 宿泊メモ
■ 宿泊メモ
・施設名:Hakone Hotel
・所在地:神奈川県足柄下郡箱根町箱根
・チェックイン:15:00
・チェックアウト:11:00
・運営:富士屋ホテルズ&リゾーツ
・温泉:
元箱根温泉(単純硫黄泉)
露天のみ掛け流し(公式表記)
内湯は循環ろ過・加水加温あり
・浴場:男女入替制(2か所)
・向いている人:
芦ノ湖の景色を重視する人
箱根観光の拠点を探している人
温泉は“あれば良い”人
箱根の関所、駅伝ミュージアム、箱根町港、箱根からくり美術館、旧東海道の杉並木などが徒歩圏。




この温泉は、「調整に使える温泉」という観点で整理しています。
▶ 調整に使える温泉|完全ガイド
