この記事ではふじやま温泉を
日帰り温泉としての使いやすさの視点で紹介します。
泉質、混雑、施設、アクセスなど
実際の体験をもとにまとめています
――観光の隙間を埋める、フルスペック温泉
予定外の一泊から始まった
鳴沢氷穴を見学した。
あっという間に終わり、少し拍子抜けした。
続けて富岳風穴にも足を運んだが、
こちらはさらに短く感じた。
観光としては、どちらも悪くない。
だが、時間が余ってしまった。
このまま東京に戻るのも味気ない。
河口湖周辺で一泊しようと、
宿を探して辿り着いたのが
ハイランドリゾート ホテル&スパだった。

そして、この選択が
思いがけず「ふじやま温泉」に繋がった。
ホテルに組み込まれた温泉
ふじやま温泉は、
ハイランドリゾート株式会社が運営する温泉施設で、
ホテルに隣接している。
宿泊者は、
長い専用廊下を通って、部屋着とスリッパのままアクセスできる。
この「ついで感」が、実は大きい。
温泉に行くために気合を入れる必要がない。

日帰り温泉としても利用できるため、
館内は河口湖観光客や富士急ハイランド帰りの客で
それなりに賑わっている。
ただし、
宿泊者側から見ると、
日帰り客が帰り始める時間帯を狙えば、
混雑はさほど気にならない。
フルスペックだが、方向性は明確
露天風呂、
ロウリュウ付きサウナ、
別料金の岩盤浴。
いわゆる
フルスペックのスーパー銭湯型温泉
という印象だ。
源泉は敷地内で湧出する
炭酸水素塩泉(30℃)。
加熱・循環式で使われている。
公式サイトによれば、
マグネシウム・カルシウム・ナトリウム
― 炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉
という、
複数成分を含む珍しい泉質とのこと。
pHは 7.3。

体感としては、
「強く主張する湯」ではない。
クセはなく、
長く入っていられるタイプだ。



岩盤浴という選択肢
岩盤浴は、
男女共用のスペースになっている。
温泉だけでは少し物足りない人にとっては、
ありがたい追加要素だろう。
観光で歩き回った身体を、
静かに横にして休める場所がある。
ここまで揃っていると、
もはや温泉単体というより、
滞在型リラクゼーション施設に近い。

小さな注意点
一点だけ、注意点がある。
ホテルから手ぶらで行くと、
館内での買い物を
ルームナンバー付けにするのが、
少し手間取る。
伝票処理に慣れていない従業員も多く、
時間がかかることがある。
富士のバナジウム水などを購入するつもりなら、
小銭を少し持って行く方が無難だ。
大きな欠点ではないが、
知っておくと気持ちが楽になる。
ふじやま温泉は、どう使う場所か
ふじやま温泉は、
「温泉を目的に訪れる場所」ではない。
- 観光の合間
- テーマパークの帰り
- 宿泊の付加価値
そういう文脈で、
非常に使い勝手がいい。
本格的な湯治や、
泉質一点勝負の温泉を求める人には、
少し物足りないかもしれない。
だが、
一日をうまくまとめる温泉
としては、完成度が高い。
埋めるための温泉
観光が早く終わった日。
予定が少しずれた日。
そんなときに、
ふじやま温泉はちょうどいい。
つまり「調整に使える温泉」だ。
主役にはならないが、
一日をきれいに締めてくれる。
そういう温泉も、
確実に必要だ。
■ 温泉メモ
■ 温泉メモ
・施設名:ふじやま温泉
・所在地:山梨県富士吉田市新西原
・運営:ハイランドリゾート株式会社
・泉質:炭酸水素塩泉(加熱・循環式)
・pH:7.3
・設備:露天風呂、サウナ(ロウリュウ)、岩盤浴(別料金)
・利用形態:日帰り可/ホテル宿泊者は専用導線あり
・向いている人:
観光の合間に整えたい人
フルスペック施設を好む人
宿泊とセットで使いたい人


この温泉は、「調整に使える温泉」という観点で整理しています。
▶ 調整に使える温泉|完全ガイド
